調剤薬局の現場で働いていると、新患の来局で「健康診断で高血圧のため受診しました。血圧の薬が処方されたのですが、飲まなくてはいけませんか?」とか「一生飲み続けるモノですよね?」などの質問を受けることがあります。
浅薄な薬剤師は「飲んでくださいね」と一言でバッサリ。
しかし、患者さんとしては「飲みたくない」という背景が推察されます。
なぜ血圧をコントロールする必要があるのか、飲む必要があるのかを解説していきます!
・結論から言うと「適正血圧になるまでは飲み続けるべき」です。
高血圧は脳梗塞や心疾患の原因になる症状です。
何も対策をしないで生活していれば重大な病気になる確率が上がってしまいます。
なので血圧が高い人はおおよそ130/80を目指して血圧を安定させるようにしましょう。
・一生飲み続けるのか。という質問に対しては「減量して中止することはできる」が答えになります。
ただ、気を付けてほしいのは「年齢とともに血圧も上がる傾向にある」ということです。
血圧の薬を飲み始めることで安定した血圧になり、安定した状態が続くことで減量していくことができます。
その道中でどのくらいの年月が経っているか、治療開始の初期年齢等も重要な要素になってきます。
総合的に判断して中止できれば最も体への負担は少なく済みます。(薬は飲まないに越したことはないですので)
そのためにも普段の生活習慣から改善していくことを意識してください!