ここ最近は朝夕は寒く、日中は暖かい寒暖差のある日が続きますね!温度差が大きいほど頭痛発作が起きる人が多いです。
2021年7月号薬局の特集が片頭痛でした。
その内容で学習した内容を一部抜粋して治療についてのアップデートをします!
トリプタン製剤の副作用について
別の記事にてトリプタン製剤については解説しているのでここでは省略します。
復習にもなりますが、トリプタン製剤の主な副作用は倦怠感、眠気、めまい、脱力感、のどの渇きが存在します。
これらの副作用を軽減する報告があります。それはビタミンE製剤(商品名:ユベラEソフトカプセル)をトリプタン製剤と同時に服用することです!
永田栄一郎ほか:ビタミンE製剤によるトリプタン服用後副作用軽減について
第36回日本頭痛学会総会2008
片頭痛の誘発食品
頭痛の誘発因子は精神的因子、環境因子だけでなく食事性因子も存在します。
ここでは頭痛を引き起こす可能性がある食品を列挙します。
- アルコール
- 空腹(低血糖)
- 亜硝酸ナトリウム(ベーコンやソーセージ)
- グルタミン酸ナトリウム(調味料、ファストフード、スナック菓子、冷凍食品)
- チラミン(チョコレート、ココア、チーズ)
- 柑橘類
- カフェイン
まず亜硝酸ナトリウムについては血管拡張作用があります。
チラミンは一過性の血管収縮後に拡張作用が出現します。
もちろんこれらの食品が必ずしもすべての患者において頭痛を誘発するものではありませんが、頭痛発作が多く予防を意識したいときに参考にするといいでしょう!
また、空腹により片頭痛発作が誘発されることはまれではなく、朝食を食べずに登校する学生では午前中の片頭痛発作がしばしば認められています。
参考にしてください!